看護師は医療スタッフの一員です。日々、医療にかかわる中で、もっと知識の幅を広げてスキルアップを図りたいと考える方も多いです。そのためには質の高い医療環境が整っている場所で仕事をしたいと考えるのも当然でしょう。
その点では日本全国にある赤十字病院はどこでも質の高い医療サービスを提供しています。それぞれの地域の中核病院としての機能を持つ赤十字病院は最新の医療機器を導入し、なおかつ先進的な医療技術にも取り組んでいます。その他、治験などを通じて新薬の開発のバックアップ的な役割も果たしています。厚生労働省の認定する「先進医療を実施している医療機関」の中にも、赤十字病院がいくつもあるように、医療技術の質の高さは既にわかっている方も多いはずです。おまけに新しい看護技術を身につけられるので、キャリアアップをしたい看護師にとって赤十字病院での仕事は毎日がやりがいのあるものになるはずです。
通常の医療機関の看護師業務は、患者へのケアや医者の診療のサポートなどが主な業務です。その為、基本的に看護師の活動は病院の中で行われます。しかし赤十字病院を見てみると、大変ではありますが通常の看護業務の他、さまざまな取り組みをしている所が多いです。今まで経験したことのない業務をこなせますので、やりがいを感じている人が多いのも事実です。
例えば、病棟管理をするのも看護師の業務に含まれます。より責任のある業務を任されることも十分にありえます。その他、赤十字病院では看護の場を病棟に限らず、へき地や離島医療に真剣に取り組んでいる所もあります。へき地や離島などに住んでいる方は普段満足な医療サービスの受けられないことが多いですし、そのことが問題ともなっています。このようなへき地や離島に住む方を定期的に訪問し、健康状態などを管理する業務もあります。これは都心部の医療機関でいくら仕事をしていても、なかなか経験できない業務です。
赤十字病院では看護師のレベルアップにも力を入れていて、日本赤十字社幹部看護師研修センターという研修の取り組みを行っています。今後活躍が期待できる看護師を対象に継続研修を実施する施設です。この研修センターでの研修プログラムは高度なものが多いです。看護業務や看護管理の向上を目的としたプログラムなので、研修を受けることで看護師としてステップアップできる可能性もかなり期待できます。その他にも、各赤十字病院の中でも研修制度を用意していて、それぞれの看護師のレベルに合わせた適切な研修プログラムを多数用意しているので目的を持って研修に取り組めます。